新体制から1年。

等身大の3人が語る

HiiT FACTORYの“今”と“これから”

90年代カルチャーを現代にアップデートするダンス&ボーカルユニット・HiiT FACTORY。メンバーチェンジを経て、新たな3人体制となってから1年。ライブやレコーディング、イベント主催、DJ活動など多岐にわたる経験を重ねる中で、メンバーそれぞれが感じた変化や成長、そして未来への思いとは――。飾らない言葉で語り合った、赤裸々な1周年インタビュー。

新体制になって1年がたったHiiT FACTORY。今この1年をあらためて振り返り、今後のビジョンなどを語ります。メンバーからみた各スタッフ陣の印象も初公開!

―HiiT FACTORYが3人による新体制になって1年くらいですが、どうですか??

Reyuna: 一番気になるのはAiruだよね。率直な感想は?

Airu: 最初の頃は試行錯誤だったし、手探り状態だったけど、最近はだいぶ慣れてきたと思います。周りからも「変わったね」って言ってもらえることが増えてきて、それがちょっと嬉しいです。

Yuzuka: それは性格がってこと?

Airu: そう、性格も変わったって言われる(笑)。少しだけサバサバしたらしいです。

Yuzuka: 少し大人になったってことかな?

Reyuna: 前よりも「自分」というものを持てるようになってきたのかもね。

Airu: そうなのかな?(笑)

Reyuna: 「自分を持とう」っていう話はよくしてたしね。

Airu: そう、友達からも「変わったね」って言われたし、自分では実感ないけど、他人から見たら成長してるのかもなって思います。

Reyuna: それはちゃんと努力してるからだと思うよ。

Airu: 2人を見て学んだこともあるし、現場に行った時にDJさんとかスタッフの方から色んな楽曲やカルチャーの話を聞く機会もあって、それで「へぇ、そうなんだ」って知識が増えたんですよね。90年代当時を知っている人の話を聞くことで、その時代の空気が少しずつ自分の生活にも染み込んでいったというか。

Reyuna: 私たち、生まれてないからね。

Yuzuka: 全員そうだよね。だからこそ直接話を聞けるのは貴重だったなと思う。

Reyuna: Airuがメンバーになったことで、活動の幅も広がったよね。3人になってそれぞれの役割もはっきりしてきた。

Yuzuka: そうそう。私はDJイベントに出るようになったり、イベントをHiiT FACTORYで主催したりする機会も増えて、「3人っていいな」ってすごく思った。キャラクターがわかりやすくて、グループの個性がはっきりしてる。

Reyuna: この3人でやろうってなった当初はどうなるか不安だったけど、今はそれぞれの課題も見つかってきたし、もっとクオリティを上げていきたいという気持ちが強くなってる。まだまだ伸びしろがあるって感じる。

Yuzuka: そうだね。私たちももっと頑張っていこうって思える1年だった。

Reyuna: 頑張ろうっていう気持ちがさらに強くなったよね。今の私たちなら、もっと上を目指せるんじゃないかって思えて


―お互いの第一印象はどうでしたか?

Airu: オーディション前に映像で見てた時は「女の子っぽい感じの人たちなのかな」って思ってました。年上だし、しっかりしたお姉さんって印象で、ちょっと怖いのかな?って。

でも、実際に会って一緒に歌ったら全然そんなことなくて。最初にちょっと話したときは少し緊張したけど、すぐに打ち解けられました。

Reyuna: うーん、Airuの変わった部分? 何だろう、髪型?

Yuzuka: それは間違いない。最初のAiruの印象って、髪型のインパクトが強かった(笑)。

Reyuna: 性格とかは、変わってないよね。明るくて、優しくて、なんかずっとそのままって感じ。

Yuzuka: うんうん。最初会ったときは「お嬢様系かな?」って思った。なんかアニメに出てきそうな、お嬢様枠のキャラみたいな感じだった。

Reyuna: あー、わかる。城ヶ崎さんみたいな(笑)。

Yuzuka: そうそう。でも話してみたら、めっちゃサバサバしてたし、意外とラフな子なんだなって思った。

Reyuna: 私たちに合わせてくれてる部分もあるのかもね。でも、元から人に合わせるのが上手な性格なんだと思うよ。

Airu: それはあるかも。一緒に過ごすうちに影響されて、少しずつ変わったのかもしれない。でも、それもいい変化だと思う。

Reyuna: うん。あと、性格はそのままでも、歌は最初から上手だった。

Yuzuka: そうそう!特に高音パートとか、楽しそうに歌ってるのが印象的だった。

Reyuna: 1st EPの『AZYL』の中の「Fantasy」を録り直したときに英語の歌詞に苦戦してたけど、高音の伸びとかすごく良かった。

Yuzuka: うん、私もそれ思った。フェイクとか提案するとすぐ取り入れてくれるし、嬉しそうに歌ってくれるのが伝わってきて、「ああ、歌うのが好きなんだな」って思った。 歌に対する姿勢がすごくポジティブで、そういうところが魅力だよね。


―HiiT FACTORYの楽曲に対する印象や捉え方は、この1年でどう変化しましたか?

Yuzuka: 最初は全然わからなかった。1番最初にレコーディングした「Wake Up!!」が来たとき、ガチャガチャした音にびっくりして、「なんでこんな音が鳴ってるんだろう?」って戸惑ったんです。でもライブを重ねていくうちに、音とダンスのハマりが気持ちいいって思えるようになっていって、徐々に理解が深まっていきました。

それに、HiiT FACTORYの活動を通じて関わる人たちから刺激をもらって、例えば「I.C.Q.feat.MOTSU」ではm.o.v.eのMOTSUさん、最新作の『NOVA』ではPAMELAHの小澤正澄さんやSOUL’d OUTのShinnosukeさんとお会いして、いろんなお話をきいて、そこからそのジャンルの音楽に対する興味がどんどん深まりました。

Reyuna: 私は「知識を得た状態で最初からやりたかったな」って思うこともある。知らずにやる面白さもあるけど、演者としてはもっと深く理解した状態で表現したかったという気持ちもある。

Yuzuka: 私も同じ。最初は何もわからず、とにかく必死に再現するしかなかった。後から「やらされてる感じが逆に良い」と言ってもらえたけど、自分としては「もっと理解したかったな」って思いが強い。

Reyuna: 最近は海外っぽい方向性の曲が増えてきて、自分の音楽的ルーツにも近くなってきたから、より楽しく感じるようになったな。前はヒットファクトリーのために曲を聴いてたけど、今は自分の内側とつながってる感覚がある。

Airu: 私は今まで歌詞にばかり注目して聴いてたけど、最近はギターやスネアの音にも耳がいくようになってきました。「あ、この曲のこの音、全然違う!」って気づけるようになって、音楽の面白さがどんどん広がってきました。

Yuzuka: 今は、楽曲の一つひとつを「この音はDJ的に繋ぎやすいな」とか「この間奏の長さがちょうどいい」みたいに分析する視点でも聴くようになってきた。ユーロビートとか、90年代のダンスミュージックに合わせてパラパラを踊る時の構成とか、そういう細かい部分も気になるようになったかな。

Reyuna: 私も四つ打ち系の音楽とか、昔は自分から積極的に聴くことはなかったけど、今は展開の仕方とか、音の減り方、盛り上がり方が感覚的に分かるようになってきて。ジャンルの違いや好みも自分の中で整理できるようになってきた気がする

―衣装についてどう思っていますか?

Airu: 私は「面白いな」って思って楽しんで着てます。普段着ることがないような服を着られるのが楽しいです。

Reyuna: 普段なら着ないような服をステージで着られるって特別感あるよね。ただ、もし本当に好きなら普段も着てると思うし、ステージ衣装として着て初めて「こういうのもいいな」と思えることもある。

Airu: 実際、衣装からインスピレーションを受けて普段のファッションに取り入れるようになった部分もあります。さすがに「Fifth Element」のあの高いヒールとかは普段は履けないけど、憧れはあるし。

Reyuna: 私は衣装に対して、「これはなぜこういうデザインなのか」っていう背景を知りたくなるタイプ。意味を理解してから着ると、より気持ちが入るというか。

Yuzuka: 最近は自分に合う形とかもわかってきたし、衣装ってそういう気づきをくれるよね。スタイルがよく見えるシルエットとか、サイバー系とか、自分の好みにも影響を与えてくれる。

Reyuna: それに、ずっと同じスタイルだと飽きるから、今後は違う雰囲気の衣装にもチャレンジしていきたい。自分の中のイメージをあえて壊していくような挑戦もしてみたいなって。

―スタッフについて。衣装・デザイン担当のI氏に関してどんな印象がありますか??

Yuzuka: 心のよりどころって感じです。いいことも悪いこともちゃんと伝えてくれる、信頼できる人です。保健室の先生みたいな、いろんなことを報告したくなる人です。

Reyuna: 自分の知識を惜し気もなく教えてくれるし、好きなことを一緒に対等に話してくれる人。

Airu: 年齢差はあるけど、それを感じさせないくらいフラットに接してくれるし、話しやすい存在です。

―ディレクター横山氏について

Reyuna: 私は、横山さんがいなかったらHiiT FACTORYを続けていなかったかもしれないと思うくらい、大きな存在です。認めてもらいたいっていう気持ちがあるからこそ、自分の努力も続けられるし、ラップや楽曲の面で成長したいというモチベーションになってます。

Yuzuka: 横山さんは、最初はちょっと怖かった印象があります(笑)。オーディションの時は特に、表情もあまり変わらなくて、「この人に認めてもらわなきゃ」って思って、めちゃくちゃ頑張りました。でも今は、すごく話しやすいし、冗談も通じるし、距離が縮まったと思います。

Airu: 私も同じで、最初は緊張してたけど、話してみるとすごく優しくて、心を開ける存在になりました。美味しいご飯屋さんを教えてくれたりして(笑)。

―事務所社長、古田氏について

Airu:オーディションの時から1番優しそうな人だな、というのはなんとなくわかりました。あとは犬に似ててかわいい(笑)

Yuzuka: 古田さんは、私たちを支えてくれる「大黒柱」みたいな存在。相談にも乗ってくれるし、裏でたくさん動いてくださっているのが伝わってきます。

Reyuna: 「感情は一旦置いといて、論理的に話そう」みたいな人が多いHiiT FACTORYのチームの中で、古田さんはすごく人間らしいというか、「疲れたからご飯行こう」とか、そういう感覚があるのもありがたいなって思ってます。

―プロデューサー、水江氏について

Yuzuka: 私と母で「かわいい服を着ている」とチェックしている(笑)。契約書の説明とかもすごく丁寧でわかりやすい。

Airu:最初はゆるキャラみたいな人かなと思っていたけど、色んな相談にものってくれるし、話しやすい人だなと最近思ってきた。

Reyuna: 外部の方とのコミュニケーション能力もすごくて、質問の仕方や会話の進め方とか、めちゃくちゃ勉強になります。

Yuzuka: 物事に対する見方が広くて深い。だからこそ、質問一つに対して何倍にもなって返ってくる感じがあって、すごいなって思う。

―これからグループとして、個人として挑戦したいことは??

Reyuna: グループとして一番大きい目標は、野外フェスに出演することですね。HiiT FACTORYの音楽って、自然の中や広い空間でやったときにどう映えるんだろうって、すごく興味があります。

Yuzuka: 私は、太陽とか空とか、自然と調和する音楽だと思うから、海や砂漠のような場所でライブしてみたい。花火を打ち上げたりして、あの時代の空気を今に再現するようなことができたら素敵だなって思います。

Reyuna: お金をかけて本気で作ったら、どこまでできるのかっていうのも挑戦してみたい。崖とか、ヘリコプターとか使ってPV撮影してみたいな(笑)。

Yuzuka: あと、テレビの音楽番組にも出演してみたいです。放送されたことはあっても、生出演ってまだないので。生放送の緊張感を味わってみたい!

Reyuna: もちろん海外にも行ってみたいですね。英語の曲も歌っているし、現地の人たちにどう受け取ってもらえるのか、反応を見てみたいです。

Airu: 私は個人的に、英語をもっと勉強して歌に生かしたい。今年の目標のひとつです。英語の発音が良くなれば、表現の幅も広がると思うし、大人っぽい歌い方もできるようになりたいです。

Yuzuka: 私はDJイベントを主催しているので、それをもっと大きくしていきたいです。倉庫とか船とか、こだわった場所でやってみたいし、ラジオにも興味があるので、外に出ていろんな人と関わっていきたいですね。

Reyuna: 私は引き続きラップを書いていきたいし、自分の言葉にもっと説得力を持たせるために、本を読んだりして語彙力を高めたいです。あとは、ソロ曲にも挑戦したいなと思っています。ボーカル的な部分も磨きたいし、作曲にも本格的に取り組んでいきたい。まだ初心者だけど、少しずつでも形にして外に出していけたらなと。

Yuzuka: 自信持っていこう!(笑)

Reyuna: ありがとう(笑)。今年は、ラップもボーカルも作曲も、もっと距離を縮めて、自分の音楽を深めていきたいです。